アルバック2021年度上期決算(2月15日)を視聴。岩下社長がプレゼン、質疑は細かい業績数字の確認だったが、2021年12月開催のIRセミナー「中国電子デバイス市場取組み」も含めコメントする。
決算は、上期受注1446億円、y/y59%増、計画比35%増、売上1057億円、OP114億円も上振れ。半導体はロジック、メモリ、パワー、FPDも好調。GP32%と過去最高へ。全般的なモノづくり改革が効いた。
通期は受注2300→2450億円上方修正だが、売上や利益は不変で部品不足リスクを織り込み。半導体に加え、樹脂、コネクタ、サーボやボールねじも。ただ、中国現地サプライチェーン強化が奏功。
ロジックでは、EUVに必須なMHM参入が大きく、他工程もうかがう。パワーは、日本と中国で活況。特に中国は国策で活発。IGBT、SiC、インバーター向けも強い。電池も拡大。
意外だったのが、FPDであり、巣篭りやゲーム向けでITパネル向け活況、ユーザーが強気転換。前倒しもあり。OLEDは8.5G活発。
中国の電子デバイス需要
2021年12月15日開催IRセミナーのプレゼンは董事副総経理の岩井氏。電子デバイスは国策のもと、旺盛な市場見通し。