不連続点にあるイノベーションと紛争と天災

米ペロシが台湾を訪問する。中国の空母も接近、米機動部隊も近く、台湾海峡波高しだ。為替も円高、数十年に1度に一触即発の危機かもしれない。

 台湾は、中国と米の接点にあり、東側と西側の不連続点にある。それゆえ、これまで、両陣営の「いいとこどり」をしてきたとも言えるし、その緊張感が、ハイテク立国として発展してきたのは、ロシアに接するウクライナ、中東におけるイスラエルと同様である。

 歴史的にも、不連続点で、紛争、戦争が起こる。地震も断層の不連続線、雷や竜巻も、気流の不連続なところで起こる。日本列島も地学的にも不連続だらけであり、それが、美しい自然を形成してきた。また、ロシアや中国、朝鮮半島と接し、それが地政学リスクでもあるが、文明文化を発展させてきた。

 

 イノベーションも、不連続点に機会がある。空間的な不連続はもちろんだが、時間軸の不連続でも同様だ。研究と開発、開発と事業化、キャズム、等はそうだ。