8月10日にフルヤ金属の決算および中期経営計画の説明会がオンラインで開催された。当初はリアルでの開催予定だったが、コロナ感染拡大で変更され残念だった。
業績は好調~ケミカルが大きく伸びる
2022年6月期は、売上453億円、粗利162億円(36%)、OP131億円、NP91億円と大幅な増収増益。粗利は、セグメント別には、電子15億円、薄膜57億円、サーマル(これまではセンサーだったが名称変更)15億円、ケミカル72億円と、ケミカルが大きく伸びた。
2023年6月期は、売上465億円、粗利182億円(39%)、OP137億円、NP95億円と伸びは鈍化だが、SGAが、R&D費アップやIT対応など、前期の売上比6.8%から9.5%へ一気に増加。粗利のセグメント別は、電子が回復、次世代パワー半導体も対応、26億円、薄膜61億円、サーマルが18億円、ケミカルが73億円。
注目のトピックスは、環境省の脱炭素化の多元素ナノ合金・非在来型プロセスのプロジェクトであり、早大、京大、クボタ、住化も参画。水素触媒では東芝と共同開発。
第3ステージの中期経営計画~グローバルニッチトップからグリーンとデジタルに貢献する5本柱