大学で、MOT専攻のトップとして、カリキュラム編成、教員人事、予算策定、等々のマネジメントに関わって、はや6年、改めて、企業とは文化どころか、民主主義と社会主義くらい、あるいは、江戸幕府とシリコンバレーくらい、理念も価値観も違うことを身にしみて、もがいている。それまでが、効率優先の外資系金融や自分らが創業したヘッジファンドも含めると15年以上だから、尚更落差が大きい。最近は、経産省やNEDO、大河内賞などの審査会で、生粋のアカデミアの方々と、御一緒することが多いから、そこでも、改めて、価値観の差異を再確認している。役所や大企業も同様で、それゆえ、役所と大企業、アカデミアの中では、意外と違和感がなく、気が付かないのかもしれない。