ネットワーク科学の関連図書

MOTで、30歳から50歳代の社会人学生に、ネットワーク科学のイントロを紹介したが、その関係で、年末年始に、以前、読みかけだった「ネットワーク科学」を読了した。もちろん、難解な数式もあり、全て理解しているわけではないが、最後まで目は遠した。

 

ネットワーク科学で読むべき本、読んだ本は下記であるが、授業でも使ったPythonで学ぶネットワーク分析がコンパクトにまとまっている。「複雑系ネットワーク理論から応用まで」は、バラバシの「ネットワーク科学」と同様に、ネットワーク科学の基礎から応用まで扱っているが、高価だが、具体例やビジュアルな図表、厳密で丁寧な数式導出、さらに演習まであり、その価値は十分あるだろう。さすが、海外の教科書は違う。ダンカンワッツの「スモールワールドネットワーク」は読み物的な面もあり、学者の戦いもあり、面白いが、読了に時間はかかる。