半導体政策とRapidusへの批判を分析

年末年始、多くの経営者や半導体産業関係者と懇談も含め、半導体政策やRapidusについて意見交換を行った。また、YouTubeも含め、メディアに出ている様々な論考もチェックした。これらを考察したい。

半導体政策全体に関しては、ごく少数、そもそも、否定的な見方もあるが、概ね好意的である。少なくとも、半導体に関して、政治家や国民の関心が高まったことの意義は大きいとする意見が多い。

TSMC誘致に関しては、そもそも無理だとか、海外企業なのに、等の批判はあったが、今は、現実的に効果も大きく批判はほぼ無く絶賛が多い印象だ。

 これに対し、Rapidusに関しては、厳しく、成功するという意見は小数だ。その背景には、資金が700億円しかない、経産省ではダメ、日の丸連合否定など、そもそも誤解も多く、これは広報の問題だろう。LSTCRapidusの関係ももっと周知が必要だ。人集めやビジネスモデル等は、その通りだが、むしろ。一緒に議論してほしいという意見もある。