日本の問題4R+FG

アカデミアだけでなく、企業、産業、役所、全て、日本の共通問題が、スピードの遅さ、換言すれば、ラピッドでない、そして、リスクテイク度合(リスクを取らない、リスクということの認識がない)、縦割りサイロ構造、グローバル性の欠如にあることは、多くの心ある型の共通認識だろう。しかも、これらは相互に関係し合っているだろう。グローバルは、もちろん国際性や英語ということではあるが、もっと言えば、多様性と標準との認識もあるだろう。

 

さらに、昔から指摘されている、言語や文化も含めた、曖昧(Fuzzyetc)もある。その根底は、縦割りサイロに閉じこもるという相互不可侵性の心理から来ているかもしれないし、リスペクトが無いというのは、もっといえば、他者への関心の無さでもある。それが、コミュニケーションの遅さ、フィードバックループの遅さ、になり、スピード感にも繋がる。また、他者へのリスペクトの無さは、関心の無さは、横比較や評価を嫌う、曖昧にしておく、差をつけるのは、上下関係だけということにもなり、それがオリジナリティを考えない、オリジナリティに鈍感、目利き力の無さにも関係するのではないか。