ビジネススクールについて、よくある誤解は、学生も教員も、学生が、劇場や映画館、ホテルやレストラン等と同様の「顧客」「観客」であるとの認識である。そこでは、顧客は神様であり、何でも要求できる。下手な芝居に文句をいい、ホテルマンのサービスや料理の味にケチをつける。
大学は、知識や知見を与え、教育する機関であり、サービスとしては、医療サービスに近い。病院では顧客は患者だが、そこでは、命や健康のための、診察や治療が第一で、改善は必要だが、待ち時間や待合室のソファや病院食の質や受付窓口より優先される。誰も、医者には、そう文句は言わず、偉そうな態度はとらないい。それは、大学における教員と似ている。