経営重心論で、企業や産業だけでなく、マスコミ、国家なども含め。固有周期を論じてきた。固有周期は、製品買替サイクル、製品寿命にも関連するが、これが、組織のトップの任期にも、相互に影響し合う。人事異動のサイクルも関連する。電機業界の固有周期は概ね8年だが、社長の任期も8年が多い。これに対し、一般的に、オーナー経営者は、長く、他業界では、部品や流通度は、固有周期が短く、任期も短い。マスコミの担当や銀行や役所も、特にエリート程、短めで、2-3年が多い。
大学では、学長や理事長は比較的長いが、副学長の担当、そして、研究科長/学部長や専攻長/学科長の任期は1年毎であり、長くても、2-3年である。また、事務も2-3年で変わる。問題がある部署は長めになる場合が多い。