GFがIBMを提訴の深読み

グローバルファウンドリ(GF)が、ラピダスやインテルへの営業秘密等の共有でIBMを提訴したようだ。GFIBMが関連する半導体部門を2014年に売却したのに、知的財産と企業秘密を提携企業に開示し、数億ドルのライセンス収入等利益を不当に受け取っていると主張しているようだ。ラピダスもインテルもコメントをしていない。米半導体製造大手、IBMを提訴 ラピダスへの技術共有で - 日本経済新聞 (nikkei.com)

 TSMCUMCに次ぎ、専用ファウンドリでは、シェア8%の大手であるGFは、元々、IBMを顧客とし、その工場も元々は、IBMのものであった。2017年には、IBM、サムスン電子などで構成される研究コンソーシアムが、5nmプロセスを開発したと、VLSIシンポジウム」で発表していた。しかし、その後、2018年に、7nm Fin-FETプロセス開発の無期限延期を決めている。ビオンド2nmでは、GAAが必要であるため、それ以前の段階である。