三菱電機の決算説明会が4月28日にオンラインで開催、漆間CEOのプレゼン後、各ビジネスエリア(BA)トップが説明。BAは、インフラ(社会システム、電力・産業システム、防衛・宇宙システムの各事業本部)、インダストリー・モビリティ(FAシステム、自動車機器の各事業本部)、ライフ(ビルシステム、リビング・デジタルメディア)、ビジネスプラットフォーム(インフォメーションシステム)、そして半導体・デバイスである。かつてとセグメント区分は変更されたが、事業本部ベースでは、従来同様である。開示は2021年度以降に改善され、事業本部別の損益が資料に開示されるようになっている(かつては口頭ベースでラフな%開示で誤差が生じていた。不祥事の副産物か。
事業本部別の損益は、かつてと大きく異なっている。稼ぎ頭であった自動車機器は赤字転落が続き、10%前後のOP率だったビルは5%前後となった。逆に、インフォメーションシステムが安定好採算だ。
業績は、2022年度は、売上5兆円、OP2623億円、NP2139億円、と増収増益。値上げ等も浸透、サプライチェーン混乱も一巡。
2023年度も売上5.2兆円、OP3300億円、NP2600億円と増収増益と品質不正問題にケリ、6年ぶりの最高益更新。為替125円/$、135円/€。