去る5月11日に決算及び新中計の説明会に参加した。新中計の「芝浦ビジョン2033」ビジョン期間内で、売上1000億円、OP200億円が示された。今村社長によるプレゼン、質疑は、中計より、市況や製品詳細についてが多く、少し残念だった。PCトラブルでテレコン参加のため質問できなかった。
業績は上振れ、中計も達成
2022年度業績は、受注768億円と半導体前工程中心に好調、売上610億円、OP109億円、NP92億円、と上振れ。利益ベースではOP、NPともに過去最高(2004年度OP88億円、NP51億円)を大きく更新は素晴らしい。人件費アップ、R&D費アップの中で、OP率18%、GP40%、ROE32%は、グローバルのSPE企業でも立派。中計目標の売上510億円、OP51億円、ROE13%を上回る。
半導体は前工程がロジックファウンドリ、パワー、ウェハー向けが好調な上、顧客評価が完了した貸出評価機の売上計上もあった。後工程も全体は減少だが、先端パッケージ向けは堅調。FPDは、前工程は低調だが、後工程がTVやモニタ向けが堅調。真空系も好調。
2023年度は、通期は売上590億円、OP73億円、NP52億円と減収減益ではあるが、成長投資費用増30億円の中で、昨年の2022年度の期初予想や中計目標レベルを上回っており立派。質でも、OP率12%強、ROE15%も十分。半導体は一時的な投資計画修正があり、FPD投資低迷が長期化。
グローバルニッチトップ実績、IMEC参加、他社連携増える