AIが無限に発達した場合の可能性をカントールの無限集合論から~長沼伸一郎来たる

ゼミで、直観シリーズで著名な物理数学者の長沼伸一郎先生を招いて、「世界の経済・経営・科学技術と人類を直観で理解する~AIが無限大に発達した場合、人類は勝てるかの数学的証明の試み」と題し、最初二人でパネル討論、その後、50名のリアル参加者の質疑、約3時間の知的刺激に溢れる空間だった。

 

 長沼先生とのパネル討論では、「経済数学の直観的方法」の序文での文明論、理系文系、経済学アプローチ論、「物理数学の直観的方法」の「やや長めの後記」での三体問題、n乗行列での西欧と中東文明の差異、「現代経済学の直観的方法」での、貨幣論、貿易論、投資家/企業家/労働者の関係、経済学の歴史、等に、少し触れた。これからの新しい資本主義を考える場合、3層の対立関係が鍵だが、これも3体問題と関係があるように思えた。