先日、民放テレビに出演して、半導体の微細化で、ナノの話となり、そこで、常連の有識者のコメンテーターが、ナノという微細な半導体チップを製造するなら、さぞ、小さいロボットが必要なのでは、と聞かれ、驚いた。工場見学で、クリーンルームに入り、巨大な露光機やエッチャ―など、実際のラインを見ていると、そういう発想には、ならないが、確かに、素人ならではの鋭い質問だ。こうした有識者ですら、そうなのだから、一般の方は、ナノの微細な加工には、ナノではないが、同等の大きさのロボットがいるというふうに、思われているのかもしれない。これを、正しく説明するのは難しい。