新MOT3.0では、新科目「組織と人事」を担当しているが、MOTの組織と人事の問題を抱えている、当事者が教えているのは皮肉だ。まず、学生が属する組織人事について、有名なコングルエンスモデルや両利きの経営のフレームワークを考慮して、良い点や悪い点をあげてもらった。教員3名も、属した組織について、整理する。若林自身で言えば、下記の表のようである。ヘッジファンドは小規模のベンチャー的組織であり、省略し、日米欧のアナリスト部隊を比較した形になっているが、個人と組織全体のベクトルが一致しており、人事もグローバル同様に流動性があり、評価もアナリストランキング等があり、ある程度、客観的だ。その意味では、日本の伝統的大企業に比べ運営は楽だった。