大学10兆円ファンド(JST)が、2022年度は604億円の赤字であった。GPIFは長期的に公的年金を給付すればいいが、大学ファンドは運用開始5年以内に大学へ、年3000億円の給付金を支給する予定であり、その意味では厳しい。大学10兆円ファンド、604億円赤字 22年度は厳しい船出 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
大学ファンドは、国内外の資産区分は不明だが、グローバル株式65%&グローバル債券35%をレファレンス・ポートフォリオにしており、運用を始めたばかりであるため、2022年度末の資産配分はグローバル債券が55%、グローバル株式17%、短期資産28%と債券比率が高かった。
海外金利上昇で、債券比率が高いことが、マイナス要因であろう。ただ、赤字といっても、0.6%であり、取り立てて、批判するほどではないだろう。