イノベーションを起こし、成長させるのは、正しい競争や評価が必要で、これが民主主義の良いところだろう。競争がなくフェアな評価が無ければ、企業も個人も成長しようというインセンティブが働かない。短期的には間違うこともあるが、長期ではあるべき水準に収斂するのが株式市場であり、依怙贔屓などはない。選挙などもポピュリズムになる場合もあるが、一番マシなシステムであり、入試やスポーツも本来そうあるべきだ。NEDOプロジェクト審査や大河内賞の審査でも同様である。
MOTでは、多くの科目で、レポートや授業貢献で成績をつける。答えが決まったものではないので、ロジック、オリジナリティ、専門性、示唆性、実用性などの項目で配点があり、なるべく客観性を重視はするが、最後は主観になる。ただ、教員自身が常に勉強していれば、オリジナリティはじめ多くの項目で妥当な結果にはなるし、複数のレポートを見ていれば、おのずと差異はある。