TSMCが熊本第二を決めたと、マスコミは湧いている。熊本第一は、FIN-FETというだけで、16~28nmゆえ、数年後を考えると少なくとも7nmがいるのは当然だ。さらに、TSMCという会社の戦略からは、できる限り、同じ場所に工場を集中するのも当然だろう。
むしろ、そこよりも、今回の第二工場には、デンソーに加え、トヨタが出資した意味が大きい。昨年末に報道され、重要なのは、国内クルマメーカーの先端半導体のエコシステム、コンソーシアムの「ASRA」である。トヨタや日産など12社、先端半導体の研究組織 30年以降に搭載 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
これまであまりマスコミは注目しなかったが、欧州カテナXなどの動きに匹敵、かつチップレットでは、先行されたインテルのUCIeにも差別化可能なエコシステムである。