日経新聞が、高校生像の40年間の変化に関する尾嶋同志社大学教授らの研究成果を紹介、「まじめ化」が進んでいるという。高校生像、40年間の変化 「まじめ化」進み家計を意識 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
兵庫県内の高校十数校3年生を対象とした調査で、1981年から、97年、2011年、2022年と4回、40年以上継続して貴重な研究成果である。東大多喜弘文准教授や広島大白川俊之准教授らと共同研究だ。
研究結果によると、97年と2022年で、男子女子共に進学動機は、「学生生活を楽しむ」「将来の生活や進路を考える時間」が激減、「希望職業に必要」「進学が就職に有利」が増加している。これは、最近、確かにそうであり、より現実的になっている。大学でじっくり研究しよう、教養を身につけよう、等、我々時代までのモラトリアム傾向は全くない。これは若者のタイパ主義とも重なる。大学に研究や教養は求めていないのが、大学の入り口での社会ニーズである。
大学の出口では、あるいは大学院の入り口では、定員も増えているのに、博士進学も、企業の博士人材採用も少ない。博士課程の入学者、20年で2割減 企業で活用進まず - 日本経済新聞 (nikkei.com)