社会人学生からみたよい組織とは

良い組織について、2023年の新科目である「組織と人事」で、社会人学生との対話の中で出てきた、よい組織の共通条件は、①ある程度の任期がある、②外部市場があり評価が客観的で外との流動性がある、③会議が少ない、④決議が速く全員賛成ではない、⑤時間コストを意識して効率的、⑥組織内に一定の流動性がある(スペシャリストとジェネラリスト、ジョブ型ではなく、メンバシップ的)、であった。

 これを、日本にある組織として、役所(実際には村役場から市役所、官僚組織まである)、議員など政治家(これも村から国会まである)、大学(これもかなりレベル差はある)、日本企業(中小企業から大企業まである)、スポーツ(これも、色々あるが、較的良い組織と言われる)、アナリストやコンサル等が多い外資系金融などに関し、当てはまるものを、〇、当てはまらないものを、×、その間を、△として評価してみた。