孫子など中国古典の紹介本を著す守屋淳氏による「勝負師の条件」を読んで驚いた。冒頭に、氏が絶賛する4人の勝負師をあげている。すなわち、スクエアエニックスのトップだった和田洋一さん、キヤノン電子の酒巻さん、大森義夫氏(元内閣情報調査室長)、澤上さん(さわかみファンド)である。和田さんは野村時代から知り合いであり、MOTの授業でも何度もゲストスピーカーとして招聘、懇親もしている。酒巻さんもMOT授業でゲストスピーカーをして頂き、打合せでは、独特の素晴らしい社長室で懇談した。澤上さんは親しくは無いがファンドの世界で知り合いだ。少なくとも4人中2人は知己である。さらに、匿名で登場する、神のような、素晴らしいファンドマネージャーの話が出るが、おそらく、Hoさんだ。ロングのみで、通常の相場では、資産を数倍にし、下げ相場でもプラスにする。控えめな目立たない方だが、地道で、神のような勘があり、さらに、伊達直人のように、儲けた分を寄附、自分の会社では、証券会社をリストラされた若者を雇う等、私生活面でも神のようだった。ヘッジファンド時代には、アドバイザーとして、毎週一度会議に来ていただき、運用の一から教わり忠実に100%真似をした。