チップレット時代にはもの作り力が生きる

この数週間、ゼミ内での相互の工場見学会を催している。ゼミの社会人学生の多くは、研究所や工場など技術者が多いので、自身の専門分野のもの作りは精通しているが、他分野の工場の現場は、自社内ですら見たことはなく、ましてや、他社の他分野の工場の現場は、様々な気づきが多いはずだ。

国内の関東圏の工場なので、デバイスでも後工程の試作ライン、開発センター、インフラ機器、メカ系機器、また多品種少量が多いが、動きが見えるラインゆえ、動きが見えにくい半導体等よりも、もの作りの基本がわかり、再確認ができる。

 

製品も異なり、生産数量も異なり、装置も異なり、部品点数も異なり、TATも様々だが、それだけに、共通点を考察すれば、5Sや可視化、流れ、在庫、省エネ、ロスを無くす、等の基本は同じ筈だ。