シャープが液晶事業縮小を検討しているという。鴻海との取引が問題視された赤字の堺のSDPが中心だろうが、JDIから譲渡された白山工場、亀山、多気の3拠点の事業改善策についても、今後詰めるようだ。シャープ、液晶事業の縮小検討 堺ディスプレイプロダクトの生産停止も視野 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
かつて、「液晶のシャープ」と言われ、実際、数多くの液晶ディスプレイ搭載製品を生み出し、液晶は事業の柱であった。シャープは、鷲塚元専務や辻元社長が目指していたように、「液晶応用」のシャープであって、「液晶TV」や「液晶ディスプレイ」のシャープではなかったのに、堺工場建設当時の社長だった町田氏は「液晶TV」のシャープを、その後に社長となった片山氏は「液晶ディスプレイ(パネル)」のシャープを目指したのではないか。ディスプレイ事業は、キャプティブであるべきで、半導体や電子部品と異なり、外販は不向きである。