教育の輸出と輸入(大学・教員は輸入、学生は輸出)

日本の産業界の競争力や輸出入、貿易赤字の議論はあるが、教育についてはどうだろうか。グローバルに世界は広がってきたが、この視点から少し愚考を試みる。

歴史的には、隋や唐の時代に、学問は仏教と共に輸入された。遣隋使などの「留学生」はいたが「輸出」ではなく、現地で学んで導入するだけだった。さらに、戦国時代にも、最先端の科学技術知識がキリスト教と共に入り、そして、明治期には多くの「お雇い」教師が、教育システムと共に輸入された。