コンサルやSIerはコストの大半が「人月」であり、時間管理は重要だ。実際、野村総研時代に細かい時間管理勤務簿のようなものがあり、驚いた覚えがある。細かい管理はしないが、大学では、時間管理について、研究、教育、マネジメントを1/3ずつだという了解がある。アナリスト時代は、実績を細かくつけることは無かったが、自身として、INPUT、OUTPUTのバランスを自身で把握するため、ある程度、定量的に把握していた。
社員以上に、経営トップの時間管理は重要であり、この視点から研究したのが、HBSのニティン・ノーリア学長とマイケル・ポーター教授による12年に及ぶ大企業のCEOの時間の使い方に関する研究結果である。HBSの最新研究が明かす、成功したCEOたちのタイムマネジメント術 (newspicks.com)
どういう事にトップが時間を割いているかは、リーダーシップや社長の再定義にも関係する。社長の再定義を、象徴型、調整型など6分類したが、これはまさに社長が何に時間を割いているかで分類される(冠婚葬祭や朝礼など儀式が多ければ象徴型、社内調整で会議が多ければ調整型、自らトップセールスが多ければ事業型、など)。【スライド解説・若林秀樹】日本の社長はこうしてつくられる (newspicks.com)
しかし、トップがタイムマネジメントに関して、実績だけでなく、あるべき姿を認識し、歴代の社長や他の役員との差異を意識している例は少ないようだ。
これは、社員でも同様であり、MOTでも聞いてみると、意外にも、タイムマネジメントのあるべき姿についての認識が少なく驚いた。