日経新聞記事によると、日本企業のR&D投資効率が低迷、GDP比のR&D規模は他の先進国と大差ないが、その投資が利益を押し上げる効果を、比較すると、この30年間で他の国より大きく落ち込んでいるようだ。R&D投資効率「失われた30年」 革新生む新興の育成急務 - 日本経済新聞
グラフを見ると、いずれも低下、90年代前半は日本が仏と並んでトップだが、その後、急落、更に、リーマンショックの後で落ち込んでいるようだ。逆に、独仏が90年代後半からしばらく持ち直している。
これから言えることは、日本の場合は、①エレクトロニクスの競争力と連動している、②基礎研究シフトがおきた時期と連動している、③NTTの通研解体と連動している、④日米摩擦の後でもある、等が言える。独仏は、EU統合やユーレカ計画とも関係する。