組織構造や人事体制は、個性を無視して制度設計されるものであろうか。アカデミアだけでなく、マスコミや企業でも、そういう考えなのであろうか。
長年の知己である日経の西條氏が荏原製作所等のケースで「人事権なきトップは可能か」と論考している。社外取締役起用、執行と監督の分離、重要な決定は取締役会の議論を経る等の正論、建前論であり、インテグリティ等がリーダーシップの源泉と唱える。影の有力者や正式なプロセスを経ない、インフォーマルな人間関係や打合せでの決定を批判している。荏原や北国FHDは、こうしたガバナンス改革で評価されている。人事権なきトップは可能か 問われる求心力の源泉 上級論説委員 西條 都夫 - 日本経済新聞
もちろん、正論は、それが理想だが個性や好き嫌いもある。至急の判断もある。ロボットのようにはいかない。