世界を支配する10の式と世界を変えた17の式

GAFAMのイーロンマスクなど、テクノリバタリアンが注目している「世界を支配する10の式」があるそうだ。統計や金融で使われるものだが、これを、ネット社会で、マーケティングに使い場合も多い。

    ベイズの定理:不確実な情報に基づいて意思決定をする際の条件付き確率。

    正規分布:多くの自然現象やデータ分布を説明する中心的な分布。

    回帰分析:データ間の関係をモデル化し、予測に利用。

    ロジスティック関数:成長や拡散のモデリングに使われる。

    ネットワークの中心性:ソーシャルネットワークにおける重要なノードを特定。

    パレートの法則(80/20の法則):多くの結果が少数の原因に集中する現象。

    ゲーム理論のナッシュ均衡:競争や協力が関係する状況での安定的な戦略。

    ランダムウォーク:金融市場や物理現象の動きをモデル化。

    エントロピー:情報理論や熱力学における不確実性の測定。

    モンテカルロシミュレーション:複雑な問題をシミュレーションで解決する手法。

この多くは、MOTやゼミでも紹介し、ネットワーク分析は、グラデュエーションペーパーでも、毎年、お馴染みである。エントロピーやモンテカルロシミュレーション等は、今年から挑戦である。また、10の式にないのが、ベイズの定理と関係するが、因果推論ダイアグラムである。

この10の式の前に、世界を変えた17の式というものがあり、ピタゴラスの程度から始まり、ブラックショールズ式まである。

Amazon.co.jp: 世界を変えた17の方程式 : イアン・スチュアート, Ian Stewart, 水谷 :

数学と物理と応用が中心であり、①から④までは、高校までで学ぶが、あとは大学で学ぶものが多く、文系は知らないものが多いだろう。そこで、MOTでは、科学技術基礎という科目で紹介したこともある。また、⑦、⑫、⑮、⑯は、支配する10の式と関係する。

     ピタゴラスの定理(三平方の定理)

     対数における真数の積と対数の和

     微分・積分

     万有引力

     複素数(虚数単位)

     オイラーの多面体定理

     正規分布(確率密度関数)

     波動方程式

     フーリエ変換

     ナビエ-ストークス方程式

     マクスウェルの方程式

     熱力学第二法則(エントロピー増大則)

     特殊相対性理論(質量とエネルギーの等価性)

     シュレディンガー方程式

     情報理論

     カオス理論

 

     ブラック-ショールズ方程式