両利きの経営には無形資産経済の考慮が薄い

両利きの経営はベストセラーにもなった名著であり、そのポイントは、①トップのコミットメント、②組織構造運営を分ける、③共通のアイデンティティ、④リソースの活用である。このうち、①②③は全くその通りだが、④には違和感を持っている。下右図にあるように、リソースには、事業の種類に応じて、汎用性とリソースカニバリ度合の二軸マップでみると、様々なである。

 これを別な視点で再考すると、要は、リソースに有形資産的なものと無形資産的なものがある。