既に紹介したが、「経済で読み解く日本史」(上念氏)は、ややリフレ派の傾向はあるが、奈良平安時代から昭和平成までを、一貫したロジックで説明した良書であると考えられる。戦乱の時代と平和な時代、武将や貴族らの行動やリーダーシップも分かりやすい。マクロ経済学かつ貨幣の視点から説いているからこそ、これまで暗記物として、認識し因果関係が不明な事象を明快に俯瞰できる。その意味では、同時に、リフレ派の理論が正しいようにも思える程だ。下手なマクロ経済の本を読むよりも、マクロ経済の理論の勉強になる。それ以外にも、戦争経済学や戦争の理論も紹介されている。
下記に、理論や鉄則などを紹介する。