ラピダスの大きな提供価値は、2nmのGAA技術だけでなく、短TATである。よく、QCDと言われるが、米中摩擦やパンデミックリスクに加え、トランプ2.0の関税もあり、今後サプライチェーンが大きく変わる中で、D(デリバリ)は、Q(品質)の一つでもあり、C(コスト)にも関係する。サプライチェーンが長くなり、Dが遅れると、タイミング良い市場投入ができず、余計に在庫を積む必要があり、輸送コストも増える(エネルギーも増える)。ラピダスでは枚葉式や後工程一気通貫のRUMSモデルで価値を実現する。
そこで注目すべき研究成果が発表された。「AIで半導体の製造工程を最適化~ウエハーからデバイスまで一気通貫で最適化時間を1000分の1に短縮」とうもので、シリコンウエハー製造からCMOSイメージセンサー(CIS)製造までの工程を一気通貫で最適化する。AIによるデジタルツインで実現したようだ。 AIで半導体の製造工程を最適化 ウエハーからデバイスまで一気通貫で:最適化時間を1000分の1に短縮 - EE Times Japan