半導体トップメーカーになったNVIDIAの組織文化を考える

NVIDIA2024年のガートナー調査による半導体市場シェアで、ついにトップになった。全体は21%増の中で倍増だ

2024年の半導体市場は21%成長 NVIDIAが初の首位に:メモリ企業も好調 - EE Times Japan

2023年トップはインテルだったが、伸びは微増で3位に陥落、3位だったNVIDIAGPU好調で2.2倍である。2位のサムスンは61%増で2位のまま、HBM好調のSK92%増で6位から4位である。

各社決算期が異なるため、ガートナー調査の売上数字と異なるが、NASDAQ上場のIR資料では20251月期のNVIDIAの業績は売上130497mil$、営業利益81452mil$1月頃の為替150円なら20兆円弱とガートナー調べのランキングで他を圧倒する。また営業利益率も70%近い。驚くべきは成長率であり倍々ゲーム、営業利益率も、ゲーム時代の20002015年頃は10%、GPU時代の2022年頃までは20%から生成AI時代の2022年以降は60%以上である。

こうした業績に先行し生成AIブームの中、2024年夏にGAFAを上回る時価総額3兆ドルを達成した。

CEOのジェンスン・ファン(仁勲黄)氏は黒い革ジャン姿がトレードマークである。昨年9月にJAVCOM「半導体インパクト研究会~NVIDIA半導体による映像制作・通信革新」が開催され講演した。半崎一広氏が「NVIDIA創業者のジェンスン・ファン(仁勲黄)とはどういう人で、どうお付き合いしたらいいのかをシン半導体ワールドをお話しします」として豊富な逸話を紹介。javcomnpo.or.jp/2024/08/22/javcom-x-月刊ニューメディア共同開催セミナー-半導体/

 

しかし、こうしたNVIDIAについては、アナリストレポートや様々な記事は多いものの、意外にも書籍は無かった。