東芝が不正な会計処理に走らざるを得なかったのはなぜか。原因はさまざまあろうが、不採算事業を延命させたことで、東芝全体で稼ぐ力が弱まっていたのは間違いない。日立製作所や三菱電機など競合他社と比べても東芝の営業利益率は低い。
イメージ悪化により、東芝を取り巻く事業環境は厳しさを増している。そうした逆境の下、不採算事業の縮小や撤退など構造改革は避けられないだろう。東芝が生き残るためには何が必要なのか。電機業界を代表するアナリストで、サークルクロスコーポレーションの若林秀樹社長に聞いた。
電機関連企業を長年見てきた若林氏は、東芝再生には3つのシナリオがあるという。
(聞き手は宗像誠之)
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