31日 3月 2025
いよいよ、明日から2017年から8年間在籍した東京理科大を定年で去り、半導体の最前線である熊本大学へ進撃だ。既に、何度か熊本へ赴いているが素晴らしい地である。そこには、かつての出島のような、日本で少ないグローバルで開かれた地である。...
30日 3月 2025
最近、大学のアッピール本が面白い。東大と東工大は、学長により、立命館はOBでもある西山氏による。五神先生は半デジ会議で御一緒し、益先生も知己である。西山氏は存じ上げないが、いずも、頂いたが、一気に読めた。大学の生き残りに向け、学生だけでなく、あらゆるステークホルダーに向けて書かれており、よく工夫されている。企業のアニュアルレポートのようなものだ。 東大は、五神先生の時代に東大債を発行し、東工大は東京医科大学と合併した。卓越大学などの動きもあり、今後、大学も投資対象であり、また自身も資金調達のため、投資家にアピールが必要だろう。そうなると、大学を評価するアナリストも出てくるだろう。 新しい経営体としての東京大学: 未来社会協創への挑戦 | 五神 真 |本 | 通販 | Amazon Amazon.co.jp: 科学で未来を創造する大学へ Team東工大、2,374日の挑戦 : 益 一哉, 益 一哉: 本 立命館がすごい (PHP新書) | 西山 昭彦 |本 | 通販 | Amazon
30日 3月 2025
ついに日本で待ちに待ったOSATの業界団体が創設される。2022年頃から、チップレット時代を迎え、前工程のTSMC誘致やラピダス設立だけでなく、台湾に依存する後工程が必要だと、日清紡マイクロデバイスATなど業界で盛り上がり、経産省も共鳴していた。4月21日に「日本OSAT連合会」の設立総会を都内と九州で同時開催される。日経によれば、「アムコー・テクノロジー(Amkor Technology, Inc.)の子会社ATJやアオイ電子など、後工程請負会社であるOSAT企業のうち、地域の中堅・中小も含め、業界の8割をカバーする20社強が生産・調達で連携、生産体制の相互補完や、部材を共同調達する枠組みを立ち上げる。現在はアジアを中心に海外に委託されることが多い後工程を国内で一体的に生産受託できるようにし、半導体供給網の国内回帰につなげる」という。半導体後工程、20社超が生産連携 アムコーやアオイ電子 - 日本経済新聞
30日 3月 2025
日経新聞が、この3月末で閉じる産業革新機構(INCJ...
20日 3月 2025
旧知である日経編集委員である小柳氏が、今の半導体政策やラピダスをどのように見ているか、という視点から「ニッポン半導体復活の条件 異能の経営者 坂本幸雄の遺訓」を出版した。一つのポイントは、MOTに向けた色紙で、原文は「日本はまだKOはくらってません これからです...
18日 3月 2025
真の教育はビジネスになるうるか、考えている。多くのビジネススクールは赤字である。社会人を対象とした、ゼミを重視する少人数教育ゆえである。ビジネススクールで黒字である好例はグロービスであるが、教科書で標準化して、大教室による片方向の手法であるゆえである。
16日 3月 2025
知己の日経新聞編集委員である小柳氏が坂本幸雄氏の遺訓という本を出版した。複数、引用されているが、出版を知ったには2月で、坂本さんの色紙を使うことの許諾がいきなり来て驚いたが、拒否するわけにもいかなくOKした。今の半導体政策を坂本さんなら、どう見るだろうか、という視点は面白いが、中身などを事前にチェックもさせて貰えず、実際、経歴などミスもあった。また、熟読したが異論も多く、誤認もある。ニッポン半導体復活の条件 異能の経営者 坂本幸雄の遺訓 | 小柳 建彦 |本 | 通販 | Amazon 本の中身については、半導体政策についての坂本さんの意見やエルピーダ破綻についても、多くの情報があり、亡くなる前日もたまたまNIKKEI半導体シンポジウムを視聴頂き、感想を貰っていたので、別の機会に記したい。
16日 3月 2025
グループワークでは各社の差異が出て、新たな発見があるようだ。特に文化の差異は、議論や締め切りがさる作業の進め方で明らかになり、価値観のぶつかり合いになる。
15日 3月 2025
政策研究大学院大学(GRIPS)にて3月13日に「科学技術政策プラットフォームの構築に関する研究会」が開催され、イノベーションと人材問題について有意義な討論があった。「イノベーション社会実装のための人材をはじめとする基盤について~アナリスト、ファンドマネージャー、アカデミアの視点から~半導体を中心に産業界の人材ニーズと大学の対応」と題して講演、関係者と議論した。
15日 3月 2025
先日のNIKKEI半導体シンポジウムをオンラインで立憲民主党の田嶋議員(影の経産大臣)が視聴され、分かり易かったということで、プレゼン依頼があり引き受けた。主要メンバーは経済産業関係の田嶋先生、山岡達丸先生、荒井優先生などであった。名刺交換したのは10名程度であったが、岡田克也先生、吉田はるみ先生など20名程度が来場され、プレゼン30分、質疑30分であった。 プレゼンは、日経シンポジウムの内容に沿った話だったが、「NEDOでも厳しく議論している、半デジ会議、JEITAでも、ラピダスありきではなく議論した上での政策だ」と主張すると、少し驚から、頷いている方が多かった。それ以外に受けたキーワードは、デジタルで命の格差、三段弁当モデル、五感が強いの分野は日本が強い、また、1901年の20世紀の予測や科学技術庁の予測での話題、AI若林教授やAIと教授の差別化の話題、コンピューティングの発展を歯車→真空管→半導体→量子との流れで説明したのが良かったようだ。半導体政策を現時点での評価について中国古典である六韜三略や兵法三十六計に譬えたのが受けていた。