30日 6月 2020
世界の主要な経済予測が出そろった。感染収束の場合で、2020年はIMFが4.9%減、世銀5.2%減、OECD6%減である。2021年は何れも5%増程度。他方、感染拡大の場合は、2020年でも世銀8%減、OECD7.6%減、2021年は横ばいだ。
30日 6月 2020
JDIは6月30日に2019年度決算を開示した。6期連続の赤字。今期も15~20%減収、利益は非開示。1Qガイダンスは売上850~890億円、OP赤字70~90億円。白山工場はシャープに譲渡準備か。 粉飾決算もあり、リストラ費用、JOLED譲渡益など様々で分析する気力もない。4Qコロナ影響は、売上212億円、OP71億円だそうだが、今期は不透明。...
30日 6月 2020
日立を外から分析して30有余年、いちおう、今も説明会等に参加はしているから、投資家、アナリスト、マスコミも含め、最長であり、工場や研究所の見学回数では最多ではないか。社長でいえば、三田、金井、庄山、古川、川村、中西、東原と7代だ。三田社長時代は絶頂期、自身は駆け足でアナリストの地位も低く、雲の上で遠くから仰ぎ見る程度だった。金井社長は名刺交換(小さな銀座で貰うようなカードだったことを強く覚えている)と少しは会話があった程度だ。その後、業績も落ち目となり、自身は電機のトップアナリストとなり、庄山社長以降は議論する機会も増えた。その庄山氏が先日逝去された。日経でも、論評がなされている。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60252910R10C20A6X12000/ 色々、迷ったが、冥福を祈りつつ、99年当時、経営に対し最も厳しいレポートを書いたトップアナリストの責任として、No Sideの立場から、コメントを記したい。
29日 6月 2020
東京アラートを解除後、「新規感染者数」が増えており、50人以上が常態化している。その多くが、20~30代で、半数は、マスコミですっかり定着した夜の街関係者で症状が無いらしい。昭和の頃、公共放送や知事の公式発言で、夜の街だの、ホストなど風俗など、到底、使わなかった言葉だが、今の小学生等はニュースを見聞きして、意味と内容が分かっているのだろうか。 夜の街というと、歌舞伎町を除けば、銀座、赤坂、六本木などだろうが、報道されている「夜の街」と「歌舞伎町」の集合関係が不明だ。
28日 6月 2020
最近、悩んでいるのがアカデミックの定義だ。これまで、MOTでは、教員をABC(アカデミック、ビジネス、コンサル)教員に分類、あと、理系か文系出身か分け、多様性を維持する参考にしている。実際には、BとCの区別は難しいし、今更、理系か文系かとも思うが、大学の教員人事では重要だ。...
27日 6月 2020
大学院MOTでは、ゼミの研修指導のみだが、6月より、リアル授業を開始している。ただ、学生は、所属する会社の方針で、ZOOM参加もある。通常、30人程度入れる教室だが、3密を割けるため、10人程度とし、リアルは教員3、学生6、ZOOM参加が3というパターンが多かった。...
27日 6月 2020
大学院MOTで、「企業産業分析予測」という180分×8回のZOOMによる授業を終えた。全員社会人で1年2年合わせ、50名強が履修。1-7回は、最初30分は、宿題の発表会、その後、画面共有で、パワポによる講義、随時、チャットで、質問やコメントを入れてもらい、適宜、全員の顔を表示、チャットを見ながら、質問やコメントを取り上げ指名、ディスカッションをする。...
27日 6月 2020
日米で、ファーウェイ包囲網が強化されているようだ。米中ハイテク摩擦というよりも、米によるファーウェイ包囲網だが、日米が、産学で連携、徹底している。80年代後半からの半導体中心の日米ハイテク摩擦も大変で、日立、東芝、三菱電機、NEC、富士通など総合電機全体がターゲットとされ、自由化という掛け声の元、電電ファミリーも解体、世界トップ級の通研も再編となった。それが、今は、ファーウェイ対抗で、NECとNTTが提携とは、隔世の感がある。 25日、NTTとNECが、5Gや、その次の6GやNTT提唱の光関連IOWN構想も含め、先端通信網の共同開発で資本・業務提携を発表、NTTがNECに約644億円出資、同社株を5%弱保有。世界の基地局市場を巻き返すという。官邸も歓迎の表明から、政策的な意図も強い。なお、NECはサムスンと基地局で提携中だ。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60782120V20C20A6I00000/ 世界の通信機メーカーは、5Gを前に再編を続けており、2015年当時では、最低50億€のR&Dが必要だが、日本は、セグメント別(通信)で、NEC、富士通、NTTドコモを足しても、誤差の範囲であり、今や、ファーウェイは2兆円規模、富士通は縮小傾向、各社、売上高10%以上に対し、日本は数%である。
22日 6月 2020
東芝が、キオクシア売却と日経新聞等が伝えている。キオクシアHDは10月目処に上場を目指しており、上場後に売却、売却益の半分以上を株主還元の原資に充てる。半導体事業は業績のぶれが大きく、収益構造を安定させる狙いと解説している。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60593790Z10C20A6EA5000/...
21日 6月 2020
JOLEDが中国TCL-CSOTとの資本提携を19日に発表した。200憶が出資され、TCLとTV向けで3年を目途に量産。JOLEDは自社量産工場を持たずライセンスで稼ぐビジネスモデルで、JOLEDは試作向けに100億円融資を受ける。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60579590Z10C20A6910M00/...